前髪は自分自身ばかりではなく、まわりからも目につきやすいパーツですので、この部分だけに白髪が生え、ストレスを感じたり、ヘアケア対策が難しいと悩んでいる方も多いと思います。
女性の魅力を半減させてしまったり、見た目年齢が老けた印象に見えてしまう白髪は、前髪だけに集中して生えてしまうのは、どんな原因があるのでしょうか?
今回のコラムでは、前髪だけ白髪が生え、増えてしまう原因やメカニズム、白髪予防のための白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメントなどのヘアケア対策についてお伝えしてみたいと思います。
管理人のnarumiです。女性にとって白髪は見た目年齢に大きく影響してきます。白髪対策は何よりも優先したほうがいいですよ。
前髪に白髪が集中して生えてくる理由
前髪に白髪が集中して生えてくる理由を解説していきます。
前髪の白髪は、髪のサイドや後ろ、襟足に生える白髪よりもいっそう目立って見えてしまうため、なぜこの部分にだけ集中して白髪が生えてくるのか、早めにその原因を理解しておきたいですよね。
ここでは、前髪の白髪のヘアケア対策のヒントにもなる、前髪だけに白髪が集中して生える理由を一緒に見ていきましょう。
- 眼精疲労や肩こりによる血行不良
- 紫外線によるダメージ
- ストレス
- 加齢
- 胃腸の不具合
眼精疲労や肩こりによる血行不良のため
眼精疲労や肩こりなどの身体的なトラブル(血行不良)が、実は白髪が生えてしまう原因になること、知っていましたか?
眼精疲労や肩こりは、前髪の部分にまっすぐにつながっている、数多くの血管やリンパ管、神経などが固まった状態でもあります。
そのため前髪の部分が眼精疲労や肩こりの影響で血行不良を起こし、の髪に必要な栄養が行きわたらずに白髪を増やしてしまうのです。
紫外線ダメージによるもの
前髪は顔やカラダよりも、紫外線をダイレクトに浴びやすいパーツでダメージを受けやすいです。
前髪が長時間紫外線にさらされてしまうと、丈夫で豊かな黒髪を生やすための土台となる頭皮や色素細胞が強いダメージを受け、黒髪が産生できなくなってしまうのです。
また、紫外線が季節や天候にかかわらずに降り注ぐことを理解していなかったり、顔やボディに比べて髪のUV対策がおろそかになりやすいことで、前髪に集中して白髪が生えることもあります。
ストレスによるもの
前髪の白髪と深いかかわりがあるストレスは、髪の状態に良くない影響を与えると言われています。
その理由は、ストレスを感じると、髪の細胞ダメージや白髪の原因となる活性酸素が大量に発生し、頭皮の血管を傷つけ、血行不良によって黒髪が生えにくくなってしまうのです。
加齢によるもの
加齢による影響も大きいです。
20代や30代前半の頃に比べると、年齢を重ねるたびに前髪に白髪が集中して生えてきたと感じる女性は多いのではないでしょうか?
白髪は加齢によるものも大きな原因のひとつで、年齢を重ねると黒髪を作る毛母メラノサイトの働きが弱くなると言われています。
そのため、30代で白髪がなかった女性でも、40代・50代と年齢を重ねるたびに、毛母メラノサイトの機能低下によって、前髪に集中的に白髪が生えやすくなります。
胃腸の不具合によるもの
髪や頭皮の状態は、胃腸の不具合にも左右されると考えられています。
胃もたれや便秘など、胃腸の不具合が特に前髪の白髪を増やしてしまうのは、カラダの内部に毒素や老廃物が溜まっているため、頭皮に必要な影響が行きわたらなくなると考えられているため。
また、胃腸の不具合は、サイドや頭頂部の髪に白髪がなくても、前髪だけに集中して生えてしまうこともあるようです。
白髪が多いときの対処法
白髪が多い時の対処法を解説していきます。
前髪だけに集中して生えてしまう白髪は、イメージしていた以上に原因が多いんですね。
ただ、気になる前髪の白髪の原因について考え直してみると、原因が多い分、それだけ対処できる方法も多いと言うこと!
ここでは、前髪の白髪が気にならなくなるための対処法について、ライフスタイルでできる手軽な方法をまとめてお伝えします。
- 髪に良い栄養を摂取する
- ストレス軽減と睡眠が大事
白髪対策に良い栄養を摂取する
白髪を予防したり、徐々に目立たなくする方法は、意外に身近な食材に含まれた栄養を摂取しながらのインナーケアがおすすめです。
髪と頭皮の内側からのインナーケアは、表面的なヘアケアよりも倍の効果が期待できると言われているため、次のような栄養をたっぷりと摂取しましょう。
卵や大豆、大豆製品に含有される「チロシン」
チロシンは黒髪を生やす要となるメラニン色素の材料になる栄養素です。
非必須アミノ酸のひとつであるチロシンは、白髪の予防やケアに役立つホルモンの産生にも働きかけるため、白髪によるストレスが気になる人にも摂取すべき栄養素となっています。
アボカドやナッツ類に含有される「ビタミンE」
前髪だけに集中して生える白髪は、ストレスによる活性酸素の発生が原因と言われているので、抗酸化作用のあるビタミンEを含む食品を積極的に摂取しましょう。
ビタミンEは頭皮や髪のエイジングケアの他にも、血行を促進するため、食事やサプリメントから補った栄養が頭皮と髪に行きわたりやすくなります。
ストレスと睡眠のケア
ストレスはできるだけ早めに解消し、毎日ぐっすりと質の良い睡眠を取ることも前髪の白髪を予防するコツになります。
質の良い睡眠を得ると、髪と頭皮のダメージの修復に働きかける成長ホルモンが分泌され、白髪以外にも抜け毛やダメージの予防につながりますよ。
白髪を予防するためのヘアケア
前髪の気になる白髪を予防、カバーするためのヘアケアは、今の白髪を見つめ直し、その状態に応じたヘアケアを習慣付けていくことがポイントになります。
ここでは、前髪の白髪の状態に応じた適切なヘアケアをご紹介しましょう。
- ヘアスタイルの工夫
- 白髪染めを活用する
- 白髪染めトリートメント
数本の白髪の場合はカットやヘアスタイルに工夫を
前髪の白髪が数本でも、黒髪の中の数本の白髪は意外に目立って見えてしまうためカットやスタイルにも工夫が必要です。
具体的には、
- 決して抜かず、根元からカットする
- 前髪を上げたヘアアレンジをしてみる
- 前髪の分け目をジグザグにする
- カーラーやヘアアイロンで前髪をカールし、白髪をぼかす
などの方法がおすすめです。
前髪の数本の白髪をカットする場合は、眉カット専用の小さめサイズのハサミが使いやすいですよ。
白髪がある程度まとまって生えている場合は手軽な白髪染めを
前髪にある程度白髪がまとまって生えている場合は、手軽な白髪染めがおすすめ。
- 白髪にぴったりとフィットするスティック
- 前髪の白髪をムラなく染めるマスカラ
- 手肌を汚さず使えて携帯にも便利なスプレー
といったタイプの手軽な白髪染めアイテムを活用してみましょう。
白髪が多い場合は白髪染めトリートメントを
前髪に白髪が多く、頭頂部やサイドにもちらほらと白髪が目立っている場合は、トリートメントを活用しましょう。
- 白髪ケアに有効なヘマチンやメタリン配合
- 化学染料、ジアミン系酸化剤などの刺激になる添加物が不使用
の、白髪染めトリートメントを活用してみましょう。
染めるだけで随分印象が変わってくるはずです。
シャンプーの後に馴染ませ、5~10分程度放置するだけでキレイな黒髪に仕上がる白髪染めトリートメントは、バスタイム中にも使えて、髪のダメージケアにも働きかけてくれます。
前髪だけ白髪が多い理由まとめ
前髪だけ白髪が多い理由を解説してきました。
頭部の白髪はたとえ数本であっても、女性の若々しさや魅力を半減させてしまう、もったいないエイジングサインでもあります。
完全に改善できる方法は残念ながら存在しませんが、できるだけ本数を減らしたいところです。
当記事で紹介していることを実践していただければ、白髪が減る可能性もあります。
髪と頭皮状態に気を配り、前髪だけに集中して白髪が生えるのを未然に予防するためにも、お伝えしたヘアケアとインナーケアを早めに習慣付けてくださいね。