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白髪染めを自宅で行う方法【美容師が教える】 セルフできれいに仕上げるポイント

自宅で白髪染めをやりたいけど、綺麗に染まるか心配という方も多いと思います。

白髪染めをセルフでできるようになると、気になった時にすぐに対処できるので美容室よりコスパが高いです。

本記事では、自宅での白髪染めのやり方を分かりやすく解説します。

また、自分に合った白髪染めの選び方も紹介するので、セルフ白髪染めの参考にしてください。

目次

自宅で白髪染めは難しい?やり方を覚えてセルフ白髪染めを楽しもう

美容院に染めてもらえばきれいになりますが、髪はすぐに伸びてくるので白髪が気になってしまいますよね。

市販の白髪染めを使えば自宅で白髪染めができますが、セルフの白髪染めは難しい印象を持つ人も多いのではないでしょうか?

自宅での白髪染めはコツを押さえればムラなく染められるようになります。

美容師がセルフ白髪染めのやり方をマスターして白髪染めを楽しみましょう

セルフ白髪染めはメリットがある

セルフで白髪を染める場合は、市販のカラー剤を使用します。

カラー剤は、美容院で染めるよりも安価で手に入れることができるため、大幅に費用を抑えることが可能です。

また、セルフ染めの場合は、手元にカラー剤さえあれば、自分の好きな時に染めることができます。

すぐに白髪を染めたい、忙しくて美容院に行けないという人にはセルフ染めが便利でしょう。

セルフ白髪染めにはデメリットもあります

髪の状態・薬剤の量・塗布後の放置時間などによって染まり方が変わります。

セルフで白髪を染める場合は、根元や後頭部などの見えない部分に、ムラや色が思い通りになりづらい傾向があります。

さらに、美容院ではプロ目線で薬剤を選んでくれますが、市販のカラー剤は染める力が強い製品が多く見られます。

その分、髪や頭皮にダメージを受けやすいでしょう。

自宅でセルフ白髪染めが難しいといわれるおもな理由3つ

ここでは、セルフで白髪染めのリタッチをする手順について詳しく解説していきます。

気になる部分をしっかりと染めていきましょう。

白髪は白髪染めをはじきやすい

白髪は、撥水性が高い性質となっており、白髪染めを行ってもしっかりと成分が髪に浸透せずに弾いてしまうという性質をもっています。それがムラになりやすい原因です。

自分ではきれいに塗っているつもりでも、塗布量が少ないと白髪染めをはじいてしまいます。

さらに、均一に白髪染めを塗らない部分があれば、ムラになってしまいます。

自分では根本が塗りにくい

根元を均一に染めることは、プロでもむずかしい部分なので、素人が行う場合はかなり難しく感じるでしょう。

また、薬剤を髪に塗布する時間によって、塗る時間がかかるとムラにもなりやすいので注意してください。

塗るポイントは、根元を含めた髪全体にスピーディーに塗布することです。そのことで色ムラを防ぐことができます。

色選びが難しい

白髪染めは、通常のカラーよりも暗く染まりやすい性質です。

しかも、白髪染めで暗くなった髪を明るくするには、なかなか難しいといわれています。

カラーを楽しみたい場合は、カラー剤の色味をワントーン明るめのタイプを選んでみましょう。

明るめのカラーは白髪と馴染みやすく、選ぶことで生えてきた白髪を目立たないようにします。

白髪染め剤の選び方

セルフで白髪染めを行うときに使うのが、市販の白髪染め剤です。

ここでは、白髪染めの選び方について詳しく解説していきます。

種類を選ぶ

市販の白髪染めには、染まり方や用途に合わせて4つの種類があります。

ヘアカラー

髪の内部に色素を浸透させてしっかり染め上げるのがヘアカラーです。

全体的に白髪のある人や、しっかり染めたい人におすすめ。

色持ちがよいですが、その分髪へのダメージが大きいのが特徴です。

トリートメント成分など、髪を保護する成分が配合されているものもあります。

クリーム・乳液・泡タイプなどの形状があり、テクスチャーの違いもあるため、好みや用途に合わせて選ぶことができます。

ヘアマニュキュア

髪の表面に色素を定着させるのがヘアマニキュアです。

ダメージを少なく染めたい人や、ヘアカラーでアレルギーが出てしまう方におすすめします。

脱色をしないので、暗い色を明るくすることができません。また、色持ちが短く、2〜3週間ほどで落ちていくタイプです。

色落ちが気になるなら、ヘアカラーの合間に使ってみてもいいでしょう。

ヘアマスカラ

まつ毛のマスカラと同じようなスティックタイプのものが多く、頭頂部や生え際によく使うのがヘアマスカラです。

数本だけある白髪をすぐ隠したい、美容院に行くまでの間の応急処置をしたい方におすすめします。

すぐ使用でき、シャンプーをすれば落ちるため、メイク感覚で使えるのが特徴。

髪への負担が少なく、コンパクトサイズなので持ち運びにも便利です。

カラートリートメント

シャンプー後のトリートメントとして使用するのがカラートリートメントです。

数分間放置して浸透させてからすすぎます。

全体的に白髪があり、ダメージを少なく染めたい人白髪染めをしていることに気づかれたくない人におすすめしたいタイプです。

1回だけでは染まったという実感がなく、使うたびに徐々に染まっていき、使用しないと色落ちしていきます。

カラーや明るさを選ぶ

種類を選んだら、カラーを選びましょう。どんな髪色になりたいのか、どんな雰囲気を目指すのかなど、自分の希望と合わせて選ぶことが重要なポイントです。

染まり具合は、白髪の量や髪質によって左右されがちで差が生じます。

商品のパッケージに記載されているカラー表や仕上がりのイメージ写真を参考にしてみましょう。

明るさなどの表記は、製品によって違いがあります。

成分で選ぶ

配合されている成分にも注目。ヘアカラー商品の中には、アレルギーの可能性がある成分もあります。

多くのヘアカラーに含まれているジアミンという成分です。

また、白髪染めは一度で終わるものではなく、何度も繰り返し行います。

髪へのダメージを考慮して選ぶことが必要です。なるべく髪をいたわる成分が含まれているものや、負担を掛けずに染められるものがいいでしょう。

セルフ白髪染めのやり方

白髪染めをセルフで行うためには、どのようなことをすればいいのでしょうか。

ここでは、セルフ白髪染めのやり方について詳しく解説していきます。

1. 髪をブロッキングする

ヘアカラーを使って、クリームタイプやヘアマニキュアで髪全体を染める場合は、染める前にブロッキングすることは欠かせません。

ヘアクリップを使い、髪を6〜7ブロックに分けておきます。

各ブロックごとに薬剤を素早く染み込ませていきましょう。

2. 根元・生え際から塗る

白髪が伸びて気になるのは、根元・生え際部分です。

そのため、最も染まりにくい顔周りや分け目などの根元・生え際部分から先に薬剤を染み込ませ、時間を長めに置きながら他の部分を染めていきます。

ヘアブラシを寝かせるようにすると塗りやすくなるでしょう。

3. 後頭部・襟足・耳の後ろなども塗る

後頭部の髪を高めに持ち上げ、根元に薬剤をのせてコームで毛先に向かって伸ばしていきます。

持ち上げる髪の量を増やし、繰り返しながら塗布した髪を重ねていくようにして襟足まで塗っていきます。

耳の後ろなども忘れずに塗りましょう。

4. 髪全体に薬剤を伸ばす

薬剤をつけ終わったら、コームを使って髪全体をとかします。

その際には、薬剤をかき取らないように注意しましょう。

また、もう一度顔まわりの生え際や分け目、つむじ周辺などの特に白髪が目立つ部分に地肌が隠れるくらいにたっぷりと薬剤を塗布していきます。

5. 全体にもみ込み乳化させて洗い流す

カラー剤を塗布してしっかりと時間を置いたら、洗い流す前にしっかりと髪を揉みこんで乳化させることがポイント

お湯で髪を濡らし、2〜3分置いたあと揉み込みます。

乳化させることで薬剤をきれいに浸透させてから、シャンプーで洗い流していきます。

ムラのない仕上がりとなるでしょう。

上手く白髪を染めるためのポイント

セルフで行なう白髪染めで、きれいに染めるためにはどうしたらいいでしょうか。

そこで、上手に白髪を染めるためのポイントについて詳しく解説していきます。

ワントーン明るい色を選ぶ

白髪染めは、明るめと表示があっても、思ったより暗めに仕上がることが多いといわれています。

一度暗くなった髪を明るくするのは難しいです。市販の白髪染めの場合は、暗く染まってしまう傾向があるため、自分がイメージした仕上がりからワントーン明るめの薬剤を選んでみましょう。

薬剤はたっぷり用意する

上手に白髪染めを行うポイントのひとつに、薬剤をたっぷりと用意しておくことが挙げられます。

髪の長さによって、途中で薬剤が不足してしまうとムラのある仕上がりになってしまいます。

特に、白髪はカラーリングよりも染めにくいため、薬剤が不足しがち。薬剤は、多めに準備しておきましょう。

室温は高めにする

白髪染めを行う場合に、室温について気にしない人もいるでしょう。

室温と湿度がちょうどいいバランスで保たれた環境で染めると、よりきれいに染めることができます。

染める前に室温を高めにするとカラーの反応が良くなります。

髪は乾いた状態で染める

髪が乾いている状態で塗布するのがベスト。

お風呂上りや雨、夏場に染める際は、汗で髪が濡れている可能性があります。

髪が濡れている状態で塗布してしまうと、色が上手く入らずにムラになる恐れも。

ドライヤーを使って、事前に乾燥させましょう。中には、トリートメントタイプなど、タオルドライ後に使用する方がいい商品もあります。

生え際にはティッシュやコットンを置く

薬を生え際などの根元に塗布したら、ティッシュやコットンを置いてみましょう。

そのように押さえることで、頭皮の体温で染まる反応が促進されます。

根元は毛髪の立ち上がりが強く、塗布した薬剤をはじいてしまうことも。

美容室で白髪染めをする場合には、ティッシュやコットンを置いた上から、全体にラップをすることもあります。

トリートメントでアフターケアをする

髪を染めると、薬剤によるダメージを受けます。そのためトリートメントなどを使用して、アフターケアをすることが大切です。

ケアを行うことで、ダメージを防いで色が長持ちしやすくなります。

また、染めた後の髪は紫外線やドライヤーの熱も負担になる恐れがあるので、日常生活における工夫も大切です。

自宅で簡単に染められるおすすめの白髪染めを紹介

リタッチカラーを行う場合はケアが大切です。そこで、白髪染め専用のシャンプーやヘアカラートリートメントを紹介します。

自宅で白髪染めを行う方法まとめ

自宅での白髪のやり方や上手に染めるためのポイントを紹介しました。

白髪染めは、セルフなら自分の好きなタイミングで行うことが可能です。

染めることに慣れていない人も、白髪染めの選び方や、コツを意識すれば染めやすくなります。

白髪が気になる方は、ぜひ今回の記事を参考にして自分に合うセルフ染めの方法を見つけてください

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