忙しい現代人にとって、サロンでの白髪染めにかける時間は大きな負担になってしまいますよね。
そんなときは市販の白髪染めがおすすめ。サロンとは違い、自分のタイミングに合わせて気軽に白髪ケアを行うことが可能です。
市販の白髪染めには、泡タイプ・乳液タイプ・クリームタイプがありますが、中でも泡タイプは簡単に扱えることから人気が高いアイテムです。
本記事では、人気の泡タイプの白髪染めや選び方のポイント、きれいに染めるコツを詳しく紹介しました。セルフで白髪のケアを行いたい人はぜひ参考にしてみてくださいね。
泡タイプの白髪染めがおすすめの理由
白髪染めには3つのタイプがありますが、自宅で手軽に白髪をカバーしたいなら泡タイプがおすすめ。
乳液タイプ・クリームタイプは、均一に塗布できないと染まりムラになりやすく、初心者には扱いが難しいと言われています。
一方、泡タイプは、シャンプーのように揉み込みながら使うので、全体に薬剤が行き渡りムラなく染まり上がります。
くしやコームも不要で手軽なのにきれいに仕上がるので、泡タイプがおすすめです。
泡タイプの白髪染めのメリット
泡タイプの白髪染めが優れている点・メリットについてまとめました。
手間がかからず初心者でも簡単に白髪が染められる
道具やブロッキングなどの事前準備が必要なく手軽に行える点は、泡タイプならではのメリット。
すでに薬剤が混ざり合わさっているので、箱から出した瞬間から髪に使えます。
また、細かいブロッキングやコームなどの道具を使うわずらわしさが省けるので、白髪染めにおけるストレスが最小限に抑えられます。
見えにくい後頭部なども染めやすい
セルフカラーで白髪染めを行う場合、合わせ鏡をしても確認しづらい後頭部は塗り漏れやムラが起こりがち。
泡タイプの白髪染めなら、泡が頭皮に触れる感覚で塗布できているか確認できるのできれいに染まり上がります。
液だれしにくい
乳液タイプのようにとろみのある薬剤の場合、顔に液だれしてしまい皮膚が染まってしまう・目に入るなどのリスクが高まります。
泡タイプは、もっちりとした泡が密着するので液垂れの心配がほとんどありません。
1回で使い切る必要がなく、コスパがいい
乳液タイプやクリームタイプの白髪染めは、1剤と2剤を混ぜ合わせる必要があり、薬剤が混ざったタイミングから化学反応が始まります。
反応が始まると徐々に髪を染める力を弱めていくので、保存はできません。
泡タイプは仕様が少し違うので、次に白髪染めを行う日まで薬剤を保存することが可能です。
1回で使い切る必要がないのでコスパ面でも優れています。
泡タイプの白髪染めにデメリットはある?
泡タイプの白髪染めは髪全体を染めることに適していますが、部分的に目立つ白髪のカバーはやや不向きです。
粘性が少なくゆるいテクスチャなので、同じ場所に薬剤を留めることができず白髪の染まりが甘くなることもあります。
部分白髪染めには、しっかりと髪に密着するクリームタイプがおすすめ。
それぞれの薬剤の特徴やシチュエーションに合わせて使い分けるようにしましょう。
泡タイプの白髪染めを選ぶポイント
ドラッグストアやネットショップでは種類豊富な泡タイプの白髪染めがあるので、どれを選んでいいか悩んでしまいますよね。
どのような点をチェックして選べばいいかポイント別に解説していきます。
カラーで選ぶ
白髪染めのパッケージ裏には、色見本が掲載されています。髪質によって仕上がりに差が出ることもありますが、色見本を参考にしながら求める色味や明るさに合わせてカラーを選びましょう。
白髪が多くすぐに目立つ人は明るめのベージュ系、髪を染めると赤みが出る人は赤みを打ち消すアッシュ・オリーブ系がおすすめです。
成分で選ぶ
全部同じ白髪染めに見えるけど、配合されている成分はメーカーによって少しずつ違うので、今の自分が抱えている悩みに合わせて選びましょう。
肌が弱く敏感な人は化学成分より天然成分が配合されているもの、髪のパサつきやダメージが気になる人は保湿成分が豊富に配合されているものがおすすめです。
使いやすさで選ぶ
泡タイプの白髪染めには、ポンプ式・ボトル式があります。ポンプ式は、プッシュ量で出てくる量を調整できるので細かく塗りたい人にはおすすめ。
ボトル式は、薬剤を取り出すときの不便さはありますが、蓋をするだけで簡単に保管可能です。
薬剤の出しやすさ・保管のしやすさのどちらを優先するのかに合わせて選ぶのもいいですね。
市販・通販どちらで購入するかを選ぶ
泡タイプの白髪染めは店舗購入の他に通販で購入する選択肢もあります。
通販で購入する場合、少しコストがかかりますが市販の薬剤には配合されていないようなこだわり成分が配合されていたり、定期購入ができたりするメリットもあります。
男性はレディース向け商品も要チェック
店舗に並んでいる泡タイプの白髪染めは、メンズ用とレディース用に分かれています。
ただ、それぞれの仕上がりに大きな差はありません。
メンズ用と比べるとレディース用の方がカラーバリエーション豊富なので、おしゃれを楽しみたい男性はレディース用の商品もチェックしてみてくださいね。
泡タイプの白髪染め商品【ドラッグストアで販売】
たくさんある白髪染めの中から、特におすすめの泡タイプの白髪染めを12個厳選しました。選び方はわかったけどやっぱりどれがいいのかわからない!という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ブローネ泡カラー
花王から販売されているブローネ泡カラーは、豊富なカラー展開が魅力。
ポンプ式の容器なので、少しずつ薬剤を出して量を調整しながら塗布できます。
薬剤特有のツンとした匂いを軽減してあるので、放置時間もストレスなく過ごせるのも嬉しいポイント。
リーゼ 泡カラー
豊富なカラーバリエーションがあるリーゼ 泡カラー。
ブラウンベースのナチュラルシリーズと、高彩度でデザイン性のあるデザインシリーズがあり、自分に合った色味を見つけられます。
白髪用ではなく黒髪用なので、白髪を染めて隠すというより黒髪を明るくして白髪の存在感をぼかしたいときにおすすめです。
サロン ド プロ 泡のカラー エクストラリッチ
多くのカラー剤が展開されているサロン ド プロシリーズのエクストラリッチは、全11色のカラー展開。
髪にスッとなじむ浸透泡がムラなく均一な仕上がりを叶えてくれるので、セルフカラーに慣れていない人でも使いやすいアイテムです。
ヘアボーテ エクラ ボタニカルエアカラーフォーム
わずか5分で白髪をしっかり染め上げるので、放置時間のストレスがほとんどなく白髪ケアを行えます。
また髪を明るくする脱染剤を含まないので、ダメージの心配は最小限。時間が経ってもパワーが落ちず保存が効くのも嬉しいポイントです。
ホーユー ビゲン ポンプカラー詰め替え
全12色のカラー展開で、大人の上品らしさを感じる色味に仕上がります。
繰り返す白髪染めでダメージが蓄積しないよう、うるおいをキープする力が高まるテアニンやタウリンを配合。初めて使用するときは別売りの容器を購入する必要がありますが、2回目以降は詰め替えを購入するだけでいいので財布にも優しくエコにも繋がります。
ホーユー シエロ ムースカラー
ホーユーから販売されているシエロ ムースカラーは、全16色のカラー展開。
1回で使い切れなくても残りを保管しておけるので、コスパの良さを求める人にはおすすめのアイテム。濃厚なぽってりとした泡なので、泡タイプの中では部分的な白髪にも利用しやすいです。
ラサーナ La sana ヘアカラー ムースタイプ
ムースのようなこってりとした泡が特徴的なラサーナ ヘアカラー。
保湿力に優れた天然由来成分が配合されているので、繊細な大人女性の髪もうるおいのあるしっとりとした質感に仕上げます。
ビューティーラボ ホイップヘアカラー
女性らしい可愛さが表現できる全20色の豊富なカラーバリエーションが特徴的なホイップヘアカラー。コーディネートと同じように季節や気分に合わせ髪色を着せ替えられます。
白髪染めではないのでしっかり白髪をカバーしたい人には向いていませんが、明るさや色味を楽しみながら白髪の存在感をぼかしたい人にはおすすめです。
リライズ リ・ブラック
天然由来の黒髪成分であるメラニンだけで白髪に色を付けるリライズ。
白髪が染まるまで何度か繰り返し使う必要はありますが、髪に刺激となる成分を含んでいないためダメージの心配はありません。独特な刺激臭もなく継続して使いやすいアイテムです。
泡タイプの白髪染めできれいに染めるコツを紹介
比較的扱いやすくムラになりづらい泡タイプの白髪染めですが、コツを知っておくことでサロンにも負けないクオリティで仕上げられます。
今回は、最低限押さえておきたいコツを4つ紹介します。
髪をブロッキングする
泡タイプは全体に満遍なく塗布できるので、ブロッキングをしなくてもムラになりづらい白髪染めです。ただ、ブロッキングすることで、より染めムラやダメージを抑えることができるので可能であれば行いましょう。
ブロッキングする場合は、
- 耳より前を上下に2つ
- 耳より後ろを左右2つ・上下の2つ
の合計6ブロックに分けるのがおすすめです。
薬剤を塗布する順番としては、襟足付近の髪は太く染まりづらいので最初の方に、表面の髪・耳より前の髪は細く傷みやすいので最後の方に塗るようにしましょう。
ラップとドライヤーを利用する
薬剤が風で乾燥してしまうと反応が弱くなるので、空調の影響を受けやすい場合はラップで覆いましょう。
また、アルカリを使用した酸化染毛剤は熱により反応が促されます。
絶対に必要という訳ではありませんが、白髪がいつも浮いてしまう人・髪が太くしっかり染まらない人はドライヤーで染まりづらい場所を温めるのもおすすめです。
タオルドライをしっかりとする
カラーを行った髪はアルカリによる影響で、普段よりダメージに弱くもろい状態です。
この状態でタオルドライによる摩擦を受けると、キューティクルが剥がれて切れ毛や枝毛の原因に繋がります。
髪のダメージを防ぐために、タオルドライを行うときは髪を擦るのではなく抑えるようにして水分を吸収するよう意識しましょう。
トリートメントを使う
トリートメントには髪の保湿・ダメージ保護の2つの目的があります。
薬剤による影響で髪が乾燥し普段よりもダメージに弱い状態なので、保湿と保護の観点から必ずトリートメントを使ってケアするようにしましょう。
まとめ
毎日忙しく時間に余裕がない人にとって、手軽に白髪をカバーできる市販の白髪染めは非常に便利なアイテム。
中でも泡タイプの白髪染めは、扱いやすく初心者の人でも失敗する心配がほとんどなく気軽に挑戦できます。
本記事では、人気の泡タイプの白髪染めや選び方のポイント、きれいに染めるコツを詳しく紹介しました。セルフカラーに挑戦したいと考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。