最近、白髪が増えて気になりはじめた人や、どんどん白髪が増えて悩んでいる人も多いかと思います。
「白髪染めはどのくらいの頻度でするの?」
「白髪染めの頻度をなるべく減らすにはどうしたらいいの?」
こんな悩みをお持ちの方に、年代別におすすめの頻度をご紹介します。
また、頭皮や髪の毛のダメージも抑えながら白髪染めをしたい方に、頻度の減らし方やコツなども合わせてお伝えしていきます。
年代別の白髪染めの頻度
こちらでは、白髪染めのおすすめの頻度を年代別にまとめました。
年代別とはいっても個人差がありますので、おおまかな白髪量も合わせて参考にしてください。
年代(おおよその白髪の量) | おすすめの頻度 |
---|---|
30代(10~20%) | 1ヶ月半~2ヶ月 |
40代(30~40%) | 1ヶ月~1ヶ月半 |
50代(40~50%) | 3週間~1ヶ月 |
60代(60~100%) | 2~3週間 |
髪の毛は1ヶ月に1~1.5㎝伸びるのが一般的です。
さらに生え際やもみあげなど目立つ部分に白髪があればもっと気になってしまうので、このくらいの頻度で行うのが理想です。
しかし、この頻度で髪の毛全体を染めると、髪がダメージを受けて傷んでしまいます。
髪は一回傷んでしまうと元には戻らず、色落ちの原因や艶がなくなりせっかく白髪を染めてもきれいに保てません。
そこで、毛先のカラーの頻度はできるだけ抑えながら白髪をカバーできるように、根元だけを染める「リタッチ」と全体を染める「フルカラー」を交互に利用することをおすすめします。
これから、年代別ごとにさらに詳しく解説していきます。
30代の白髪染め頻度は1ヶ月半~2ヶ月
30代の方や白髪の量が10%~20%と少ない方は、1ヶ月半~2ヶ月の頻度での白髪染めがおすすめです。
毎回、髪の明るさを変えたい方はフルカラーになりますが、前述したように髪のダメージを考えるとおすすめできません。
同じ髪色を希望する方は、毛先の色が抜けて明るくなってきた時や白髪の色味が薄くなってキラキラしているタイミングでのフルカラーをおすすめします。
<例>リタッチ→フルカラー→リタッチ→リタッチ→フルカラー→リタッチなど
白髪染めは染料が濃く作られているので、人によっては2~5回リタッチでもきれいに保てる方もいますので、毛先の状態を見ながら決めると良いでしょう。
40代の白髪染め頻度は1ヶ月~1ヶ月半
40代の方や白髪の量が30~40%とだんだん増え始めた方は、1ヶ月~1ヶ月半の頻度での白髪染めが理想です。
人によっては、顔周りの生え際やもみあげなどの目立つ部分に白髪が集中することもあるので、1ヶ月よりも早く染めたくなるでしょう。
そんな場合は目立つところだけを「部分リタッチ」することも可能です。
美容室に通う手間はかかりますが、費用が安く抑えられます。
その他にも市販されている商品でカバーする方法があり、一例をあげると「白髪隠しマスカラ」「白髪染めシャンプー」「白髪隠しパウダー」もおすすめです。
こちらは白髪染めの頻度を減らす方法の項目で詳しく説明します。
1ヶ月~1ヶ月半周期になると、やはり髪の毛のダメージを考えてリタッチとフルカラーを使い分けることがおすすめです。
<例>リタッチ→部分リタッチ→フルカラー→リタッチ→部分リタッチ→フルカラーなど
髪の毛の明るさによって色味の抜け方が異なるので、毛先の状態をよく観察してから決めましょう。
50代の白髪染め頻度は3週間~1ヶ月
50代の方や白髪の量が40~50%と全体の半分が白髪になってきたら3週間~1ヶ月の頻度での白髪染めがおすすめです。
染める頻度が多くなるので、リタッチがメインになります。
<例>リタッチ→リタッチ→リタッチ→フルカラー→リタッチ→リタッチなど
白髪の量が40~50%になると暗めの色味でないとしっかり染まりませんが、その分色味の退色を抑えられる方がほとんどですので、フルカラーの頻度は減るでしょう。
髪のダメージが気になる方は、カラーと一緒にトリートメントをするのもおすすめです。
トリートメントをすることで、髪が乾燥してパサつくのを抑えられるのでカラーの色持ちが良くなるメリットもあります。
60代の白髪染め頻度は2~3週
60代の方や白髪の量が60~100%と白髪の割合が多い方は、2~3週間周期での白髪染めがおすすめです。
さらに染める頻度が多くなるので、リタッチがメインで毛先の色味が抜けてきたらフルカラーをすると良いでしょう
<例>リタッチ→リタッチ→リタッチ→リタッチ→フルカラー→リタッチなど
60代になると髪の毛のハリやコシもなくなる方が多いので、マニキュアという酸性染毛料を使った白髪染めもおすすめです。
ヘアカラーとは違い、髪の毛をコーティングするように染まるので回数を重ねるごとにハリやコシも増します。
白髪が染まる色味がきれいなので薄紫などカラフルな色も楽しめます。
デメリットとしては、染めたばかりの時は色が抜けやすいです。
汗をかいたり自宅でシャンプーするたびに少しづつ色がぬけるので注意が必要ですが、数日たてば落ち着きます。
明るい髪色が好みで白髪の割合が多くなってきた方は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
白髪染めのリタッチ頻
白髪染めでもリタッチ(根元染め)とフルカラー(全体染め)を交互にすることが髪のダメージを抑える上でとても重要になります。
では、白髪染めのリタッチの頻度をおさらいしてみましょう。
年代(おおよその白髪の量) | おすすめの頻度 |
---|---|
30代(10~20%) | 2回に1回 |
40代(30~40%) | 3回のうち2回 |
50代(40~50%) | 4回のうち3回 |
60代(60~100%) | 5回のうち4回 |
上記はあくまで一例ですが、フルカラーをするタイミングに合わせて髪の色味を変えたりするのもおすすめです。
時には、毛先の色味が抜けてきたり、イベントに合わせて染めたい時もありますのでうまく調整しながら染めると髪のダメージも最小限に抑えられることでしょう。
美容院で白髪染めをやる頻度
白髪染めをされている人の中でも、忙しくて頻繁に美容室に通えない方やセルフカラーで出費を抑えたい方もいることでしょう。
セルフカラーをされている方は、上記のリタッチ時にセルフカラーを行い、フルカラーのタイミングで美容室に行くことをおすすめします。
<40代の場合の例>セルフカラー→セルフカラー→美容室でフルカラー→セルフカラー
リタッチを行うタイミングは伸びてきた根元が2cm以内で行うのがポイントです。
ほとんどの美容室でも、リタッチとして施術できるのは「根元の伸びてきたところが2cm以内」という決まりがあります。
これには明確な答えがあり、頭皮の体温の関係で染まりやすいのが2cm以内だからです。
セルフカラーは自宅で手軽にできるメリットがありますが、どんな髪質の人でも染まるように強い薬剤を使用しているので髪や頭皮に刺激が強いというデメリットもあります。
最近では、カラー専門店という白髪染めとシャンプーはプロにお任せしてブローは自分でするスタイルの美容室が増えており、費用を節約できたり時短ができると良い評判もあるのでこちらも選択肢に入れると良いでしょう。
白髪染めの頻度を減らす方法
白髪は隠したいけど、白髪染めをする頻度を減らしたい方におすすめなのが白髪隠しグッズです。
市販されているものでも様々な種類がありますが、白髪の量や生えている箇所によって使い分ける必要があります。
目的によって最適な商品のタイプをご紹介します。
白髪を隠す目的 | 商品 |
---|---|
生え際の少ない量の白髪を隠したい | マスカラタイプ |
分け目にあるたくさんの白髪を隠したい | パウダータイプ |
白髪染めをしたいけど髪のダメージが気になる | シャンプー トリートメント |
マスカラタイプは、まつげにつけるマスカラと同じ形状でつけ方も同じなので1本1本細かくカバーできる特徴があります。
量が多いとコスパが悪くなり、時間もかかるので目立つところの数本をカバーするときに最適です。
パウダータイプは、髪の分け目に白髪が多くあり、分け目を変えてもカバーできないときにおすすめです。
スポンジにパウダーをつけて気になる箇所にポンポンと押さえて使用します。
広範囲の白髪をカバーでき、ペタッとなりにくいので髪のボリュームも保てます。
白髪染めをしたいけど、髪のダメージが気になる方や肌が弱い人におすすめなのがシャンプーやトリートメントで白髪が染まるタイプです。
自宅にあるシャンプーやトリートメントを白髪染めタイプに変更するだけなので手間が増えません。
効果が出るまでに数回繰り返す必要があるので速効性がないというデメリットがありますが、しっかり使い方をマスターできれば美容室に行かなくても白髪が染まっている状態をキープできダメージも抑えられます。
目的に合わせて最適な商品を選びましょう。
白髪染めの頻度まとめ
白髪染めの頻度は年代や白髪の量で変わります。
さらには白髪の生えている場所や、まとまって生えているかによっても見え方が変わるので、自分の髪をしっかり観察し続けることが大事になります。
そして、白髪をカバーして見た目を良くしながら髪のダメージを抑えるために、リタッチの活用や白髪染めグッズを上手に組み合わせるとよりきれいな髪を保てることでしょう。
ぜひ取り入れてみて下さい。