染めたばかりで、また白髪。カラーの後わずかな期間で白髪が気になりはじめるひとも多いのではないでしょうか。
その場合は、リタッチカラーがおすすめです。
本記事では、市販のカラー剤を使用した白髪のリタッチの手順やメリット、おすすめの白髪染め剤などを詳しく紹介します。白髪ケアの参考にしてください。
白髪染めのリタッチとは?
リタッチとは、手を加えて修正するという意味があります。
染めた髪の場合は、伸びた部分を同じ色で染め直していくことです。
リタッチカラーとフルカラーの違い
その違いは、染める範囲です。
リタッチカラーは、伸びた部分をピンポイントで染めるもので、フルカラーよりも予算を抑えることができます。
フルカラーは、根本から毛先まで全体を均一に染めることで、色落ちした毛先に、きれいな発色やツヤを取り戻すことができます。
白髪染めのリタッチはセルフでも可能
リタッチは、白髪部分のみを染めるので、コツを押さえればセルフでも可能です。
白髪染めは、市販・通販・ドラッグストアなどで販売され、すぐ手に入ります。
セルフならフルカラー後すぐに気になる白髪も気軽に染められるので、美容室に行けないときにはセルフでリタッチしてみてはいかがでしょうか。
リタッチカラーのメリット
リタッチカラーは、毛先の色に合わせて、伸びてきた根本だけをリタッチする方法なので、現在の髪色を活かすことが可能です。
また、毛先へのダメージが少ないのもメリット。
カラーリングするたびにフルカラーで染めていては、同じ箇所を何度も染めることになり、ダメージも大きくなります。
染める範囲が狭いため、コストを抑えられることもメリットの一つです。
リタッチカラーのデメリット
リタッチカラーのデメリットは、毛先と根元の色を合わせるのが難しいところです。
毛先にカラー剤を塗布しないため、特に色味が濃いカラーの場合は、違いが目立ちやすくなります。
自分で行うときは注意しましょう。また、部分的に塗り分ける作業を手間だと感じる方もいるでしょう。
セルフで白髪染めのリタッチをする手順
ここでは、セルフで白髪染めのリタッチをする手順について詳しく解説していきます。
気になる部分をしっかりと染めていきましょう。
まず前頭部と左右の根元部分、分け目と生え際から塗布していく
塗るときは1㎝ずつスライスしながら、少しずつ塗っていく
しっかりと染まって欲しいところは、地肌が見えないくらいにたっぷりと塗る
カットしたキッチンペーパーを生え際と分け目に貼りつける
カラー塗布が終わったら、頭にラップを巻き密着させる
推奨時間より長く置かず、少しずつ乳化させながらしっかりと洗い流す
リタッチにむいている白髪染め剤
リタッチする時に使ってみたい白髪染め剤。
ここでは、リタッチに向いている白髪染め剤について詳しく解説していきます。
クリームタイプ
根元や生え際の部分染めにおすすめなのがクリームタイプです。
液だれがなくしっかりと髪に密着するので、ムラなく染まります。根元にたっぷりと重ねてつけるのがポイントです。
しかし、伸びが弱く、後頭部など見えない部分に塗布するのが難しい面もあります。
クリームタイプは、必要な分だけ使用したら、残りを保存することができるのでコスパを重視する人にもおすすめです。
乳液タイプ
伸びが良いのが乳液タイプで、部分染めから全体染めまで簡単に染めることができます。
量の調節も可能です。しかし、塗布するときに液だれする心配があり、根元だけを中心に染めるということがセルフでは難しい部分があります。
根元にしっかりと塗るという点では、乳液タイプよりもクリームタイプの方が、密着感があるでしょう。
泡タイプ
水分量があるため、隅々まで行き渡るのが泡タイプです。
揉みこみながらなじませていくだけなので、初心者でも簡単に扱うことができます。
しかし、クリームタイプや乳液タイプと比べると密着度が低く、染ムラになる場合も。
そのため、白髪部分だけを染める場合には不向きな部分もあり、どちらかといえばフルカラー向きであると言われています。
自宅でリタッチをするときのコツ
リタッチをセルフで行うためには、どのようなことをすればいいのでしょうか。
ここでは、リタッチするときのコツについて詳しく解説していきます。
分け目から塗る
白髪染めは塗る順番が重要です。
白髪は水分を弾く性質があり、染まるまでに時間がかかります。
まずは、白髪が多く染まりづらい分け目から塗布していきましょう。
カラー剤を置くようなイメージで塗るのがポイントです。地肌が見えないくらいにたっぷりと塗りましょう。
ラップやティッシュで蓋をする
全てのリタッチカラーが終わったら、白髪とカラー剤が密着しやすいようにラップやティッシュで蓋をします。
ティッシュを分け目や生え際に貼り付けて、頭にラップを巻く方法です。
白髪にカラー剤がくっついている状態を保つことができるので、しっかりと染まります。
リタッチの期間を空けすぎない
白髪染めのリタッチは、最長でも2カ月以内に収めることが理想です。
リタッチの期間を空け過ぎないようにしましょう。
理由としては「見た目」が挙げられます。髪の毛は2カ月経過すれば3cmぐらい伸びると言われています。
早めにリタッチをすると白髪が目立ちづらくなります。
後頭部は+1㎝程度まで塗る
自分では見えにくく塗りにくい後頭部は、ブロック分けを行ってから、下から上へと根元部分に塗布をしていきます。
白髪が見えている部分のほかに+1㎝程度まで重ねて塗りましょう。
あまり塗りすぎると、色むらや髪のダメージにつながってしまうので注意してください。
【リタッチカラーにおすすめ】白髪染め剤
白髪が気になったらリタッチケアが大切です。そこで、白髪対策におすすめの白髪染め剤を紹介します。
ウエラトーン2+1 クリームタイプ
サロン生まれのWELLAは、ヘアカラーブランドです。サロンから厳選したカラーバリエーションを展開。
自然な髪色に染まるベーシックなカラーが中心です。
液だれしにくいクリームタイプの白髪染めでリタッチもしっかり染めることが可能。
植物由来のトリートメント成分であるホホバ油・アボカド油、ヒマワリ油をプラスしています。
サイオス オレオクリームヘアカラー
プロのスタイリストによってつくられたグローバルブランドのサイオス。最先端のサロントレンドと技術を取り入れている品質ブランドです。
オレオクリームは「オイル美容」から進化した濃厚なオイルカラーです。
ツヤ感のある仕上がりは、最高品質のオイルを惜しみなく配合しているから。白髪も黒髪もしっかりと染め上げます。
ブローネ 香りと艶カラー
生え際までしっかり染まるツンとしない花王ブローネ・香りと艶カラー。クリームタイプは、気になる部分もしっかりきれいに染まります。
指通りもなめらかなキューティクルケア成分を配合。
毛髪保護成分として海藻エキス、うるおい成分ではロイヤルゼリーエキスを採用しました。残りは次回に取っておくことができるので便利です。
ブローネ 泡カラー
泡のせ、もみこみで簡単にカラーリングができる花王ブローネ・泡カラー。泡を髪に揉みこむだけでムラなく染め上げることができます。
泡だから後ろも内側にも行き渡るので染め残しも気になりません。放置中もたれにくい泡バージョン。
自分で染めるのが初めて不安、白髪が気になり始めたという方におすすめのヘアカラーです。
ベネフィーク ヘアカラー
ベネフィークは、年齢とともに美に戸惑いを感じる方へ寄り添うブランドです。ヘアカラーでは、サロン発想の3ステップを採用。
ヘアカラー前と後に専用トリートメントできちんとケアし、ムラのない上質感のあるつややかな髪色を目指します。
白髪に合わせた豊富なカラーバリエーション。「うるおいリンスベース」によってしっとりと染め上げます。
【リタッチカラーにおすすめ】白髪染めシャンプー・ヘアカラートリートメント
リタッチカラーを行う場合はケアが大切です。
そこで、白髪染め専用のシャンプーやヘアカラートリートメントを紹介します。
バランローズ KUROクリームシャンプー
いつまでも美しくありたいと願う女性を支えるのがバランローズ。ただ染めるだけでなく、美しさにこだわる方に提供するのはクリームシャンプーです。
毎日のシャンプーで半永久的に白髪染めが不要。
4種の天然染料とナノ分子染料が優しく髪を染め上げます。もう白髪に悩まない。
これ1本で「洗髪・補修・保湿・染髪」が可能です。
ケアテクト トリートメントリタッチ
ナプラの商品は「美しく輝く髪」のために、施術・スタイリングができる設計を考えて提供しています。
トリートメントリタッチは、髪のいたわり成分で髪を補修・補強するのが特長。
サロンの施術の邪魔をせずに、白髪をカバーすることが実感できるトリートメントです。しっかりとカバーしたい方にはダークブラウンがおすすめ。
ヘアカラーの仕方でリタッチの頻度を少なくすることも可能
白髪染めをしないで、白髪を目立たなくする方法があります。それは「白髪ぼかしハイライト」。
ハイライトを入れて白髪を馴染ませながら目立たなくする方法です。
白髪染めとは違い、明るい色にすることで白髪がまるで染まっているかのように見えます。
伸びても気になりづらいので、白髪ストレスも少なくなるでしょう。ぜひ試してみてください。
まとめ
白髪のリタッチは、セルフでも行うことが可能です。
市販の白髪染めは種類も豊富で、髪のことを考えた商品が多いのも確か。
リタッチも最初は上手くいかないこともあるかもしれませんが、慣れてくれば簡単にできるようになるでしょう。
白髪が気になる方は、ぜひ今回の記事を参考にして自分に合うリタッチカラーの方法を見つけてください。