ヘアケアや髪型のスタイリングで鏡を見た時、白髪を一本でも見つけると老化を感じてとてもショックですよね。
一本だけ白髪が生えていると、思わずブチッと引き抜いてなかったことにしてしまおうと考える女性は意外に多いのですが、実は白髪を抜いてしまうと、髪・頭皮の深刻なトラブルにつながってしまう心配も…
白髪が気になってきたら、白髪染めシャンプーや白髪染めトリートメントも検討してみてください。
今回は、白髪が一本だけ生えている際に抜いてはいけない理由と、適切な対処法をわかりやすくご紹介していきたいと思います。
白髪が一本だけなぜ?同じところに生えてくるメカニズム

白髪が生えてくる原因やメカニズムをしっかりと理解しておくと、白髪が生えないようにするための予防策・アイディアやヒントがいくつも見つけられるようになります。
美しい黒髪と健やかな頭皮環境を取り戻すために、ここでは白髪が生えてくるメカニズムを学んでみましょう。
- 加齢
- ストレス
- 遺伝
加齢のために生えてくる
年齢を重ねると、細胞の老化に伴い、黒髪を生やすための毛母細胞やメラノサイトの働きが衰えてしまいやすくなります。
毛母細胞とメラノサイトは、髪を黒くするメラニン色素を取り込む働きがあるのですが、加齢によってこの機能が低下してしまうと、髪に黒色メラニンが作用しなくなり、一本や数本の白髪につながってしまうのです。
ストレスによる血行不良
強いストレスを感じたり、ストレスを解消できない際に、特に白髪が増えたように感じる人は多いのではないでしょうか?
ストレスは髪と頭皮環境の老化のもとである活性酸素が大量に発生し、血管にダメージを与えてしまうため、血行不良によって髪と頭皮に栄養が行きわたらなくなってしまいます。
黒髪を生やす土台となる毛母細胞やメラノサイトは、栄養不足で黒色メラニンが作れなくなり、一本の白髪から大量の白髪につながってしまうこともあります。
遺伝によって生えてくる
両親のどちらかや、両親ともに白髪が多かったり、親類に白髪が多い場合は、子となる自分にも遺伝し、白髪が生えやすい髪質になることがあります。
両親や親類から受け継がれた遺伝子は、メラニン色素を髪に送り込む際の大切な役割を持っているため、メラニン色素が少ない遺伝子を受け継いでしまうと白髪が生えやすくなると考えられています。
私は遺伝のパターンです。両親が白髪が多いと思春期から生えてくることもあります。
白髪が一本だけ生えてきた時の対処法

白髪がたとえ一本だけでも、黒髪の中に1本だけ生えているととても目立って見えてしまうものですよね。
ここからは、一本だけ白髪が生えてきた際の髪と頭皮に負担をかけないやさしい対処法と、ストレスの緩和にも役立つポイントを合わせてお伝えしていきます。
- ハサミで根元付近から切る
- 白髪染めする
ハサミで根本付近を切る
一本だけの白髪を見つけた場合は、根元からハサミを使って切り、まわりにある黒髪でカバーをしてしまうと、白髪が生えていたことを忘れるくらい、ナチュラルな髪型に整います。
白髪を切る際のハサミは、頭皮や髪を傷つけないよう、
- 髪専用のハサミであること
- 先端が丸くなったハサミであること
- 持ちやすく、軽量であること
などのフォーカスを当てて選ぶと、黒髪を間違ってカットするトラブルの予防になり、一本だけの白髪を根元からしっかりと切ることができますよ。
白髪染めで黒染めをする
一本だけの白髪を決して抜かず、髪や頭皮にダメージを与えないためには、白髪染めを使ってみることもおすすめです。
一言に白髪染めと言っても、さまざまなバリエーションがあるんです。
ここでは目的や好みの使用感、髪や頭皮の状態に合わせた白髪染めを選ぶために、種類別の特徴とメリットを一緒にチェックしてみましょう。
- ヘアカラー
- ヘアマニキュア
- マスカラ、スプレー
- ヘナカラー
- 白髪染めシャンプー・トリートメント
白髪染めヘアカラー
白髪染めヘアカラーは、身近なドラッグストアやマーケット、バラエティショップでも手軽に購入でき、リーズナブルな価格もおすすめのポイントです。
髪の表面を覆っているキューティクルの内部にまで色味が浸透するため、染めた黒髪を長期間維持したい人にもおすすめのタイプとなっています。
白髪染めヘアマニキュア
白髪染めヘアマニキュアは、髪の毛をツヤのベールでコーディングするように白髪を染めることができ、乾燥によるパサつきやうねりが気になる人にもおすすめです。
一本の白髪であれば、5~10分程度で染めることができ、強い刺激物や染料が使われていない商品が多いため、髪と頭皮へのダメージを抑えながら使用できます。
白髪染めマスカラ、スプレー
一本だけの白髪をスピーディーに黒色に染めたいときにおすすめなのが、白髪染めマスカラやスプレー。
コンパクトサイズで携帯もでき、お出かけ先に一本の白髪に気付いた際にも、ものの数分で白髪に色を付けることができます。
根本的な対策とはなりませんが、一時しのぎとしては十分でしょう。
ヘナカラー
ヘナカラーは、ヘナと言う常緑樹の天然の葉を使って白髪を染めることができ、髪と頭皮にもっともやさしい白髪染めの種類となっています。
一般的な白髪染めでは、頭皮や髪のダメージが気になったり、実際に赤みや痛みなどのトラブルがあった人にもおすすめのタイプです。
白髪染めシャンプー・トリートメント
即効性はありませんが、日々のケアで白髪対策ができるのが白髪染めシャンプーやトリートメントです。
髪に優しい成分を使うなど、ダメージにも良いので白髪対策に検討してみてください。
20代の若白髪でも抜くとダメな理由を解決

一本だけ生えた白髪であれば、「抜いてしまっても問題がないのでは?」と考えることも多いでしょう。
それが20代であれば、尚更気になってしまうので「抜いた方が早い」と思ってしまう事もあると思います。
ですが白髪を抜くことは、髪と頭皮の両方はもちろん、ライフスタイルにまでにも良くない影響を与えてしまうことがあり、絶対にしてはいけないNG習慣でもあるんです。 白髪を抜いてはいけないとよく言われる理由についてまとめてみました。
- 毛根が傷つく
- 白髪が増えたように見える
- 幸せが逃げる?
髪の成長の要となる毛根が傷ついてしまう
一本だけの白髪であっても、それが生えてしまうのは、黒髪を作る毛根やメラノサイトの働きが弱まっているサインでもあります。
白髪を引っ張って抜いてしまうと、毛根や毛穴、黒髪が生えている部分の頭皮に刺激や摩擦が加わり、弱った毛根にさらなるダメージを与えてしまいます。
すると丈夫で美しい黒髪が生えにくくなったり、切れ毛や枝毛の多い髪質に変化してしまうリスクも。 さらに白髪を抜き続けると、毛母細胞の働きがストップし、その毛穴から髪が生えなくなる可能性もあります。
白髪が増えたように見えてしまう
「白髪を抜くと増える!?」 このようなウワサは、白髪を気にしている人ならば何度も目や耳にしたことがあるのではないでしょうか?
実際には、白髪を抜いても増えるわけではなく白髪が増えたように見えてしまうデメリットがあります。
一般的に髪は、ひとつの毛穴から3本生えてくると言われていますが、その内の一本の白髪を抜いてしまうと、毛穴がゆるみ、広がることで、残りの日本の髪が急速に伸び、白髪が増えたように見えてしまうのです。
それが根本的原因かもしれません。
一本の白髪を抜くと幸運が逃げる?
一本だけ生えている白髪は福白髪と呼ばれ、古い時代から幸運のシンボルと言い伝えられているんです。
真意のほどはそこまで明確にはされていないものの、一本の白髪を抜くだけで幸せで安定していたライフスタイルに良くない変化をもたらす心配があります。
一本の白髪(福白髪)は幸せの証なのだとあまり気にせずに、前向きに受け止めてみてはいかがでしょうか。
白髪が一本だけ生えてきた時の対処法まとめ
白髪が一本だけ生えている時は決して抜かずに根元から切ったり、手軽な白髪染めを活用しながら
- 丁寧なヘアケア
- 規則正しい生活習慣
- 栄養バランスの取れた食事
を心がけると改善と予防の両方にアプローチできます。
一本の白髪が生えるのは、髪と頭皮の何らかのSOSシグナルだと早めに認識して、豊かで美しい黒髪を取り戻す対処法を習慣付けてくださいね。