気付けば頭皮ニキビができていて、中々治らず悩んでいる方も多いでしょう。
顔ニキビに比べて目立たない箇所ではありますが、外的要因により悪化しやすい傾向もあるため、正しいケアや治療が必要となります。
この記事では、「頭皮ニキビの特徴から治療法」まで詳しく解説していきます。
- 皮脂の異常分泌が主な原因
- 顔ニキビよりも悪化しやすい傾向がある
- 常に頭皮環境を健やかに保つことが重要
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目次
頭皮ニキビとは
ニキビはおでこや頬など、顔に出来るものだと思っている方にとって、頭皮ニキビはあまり馴染みがないかもしれません。
ですが、顔と同じく頭皮も皮膚なので、アクネ菌をはじめとする細菌が毛穴に入り、ニキビとなります。
そのため、部位によって名称は異なりますが、基本的なメカニズムは一般的なニキビと同じです。
この項目では、そんな頭皮ニキビについて以下の点に沿ってご紹介します。
症状が悪化しやすい
頭皮ニキビはおでこや頬などに出来るものに比べて、悪化しやすい傾向があります。
頭皮は毛穴が密集しており、皮脂の分泌量も多いです。
また、髪の毛に覆われているので蒸れやすいため、ニキビができやすい環境にあります。
加えて、頭皮は汗をかきやすく蒸れやすいため、ニキビの炎症を引き起こすアクネ菌の繁殖が起きやすいです。
シャンプーや枕など、無意識の内に外的刺激が加わりやすい部位でもあるため、頭皮ニキビは悪化しやすいと言えます。
顔ニキビとの違い
ニキビというのは、毛穴に皮脂が溜まり炎症を起こしている状態を指します。
そのため、顔ニキビと頭皮ニキビは基本的には同じものと言えます。
一方で、顔に比べて頭皮は毛穴が大きく皮脂も多量に分泌されるので、本来であれば毛穴に皮脂が詰まりにくい性質があると言えます。
しかし、古い角質が新しい皮膚へと変わるターンオーバーに乱れが生じると、頭皮ニキビはできやすく、見えない部分なため無意識に刺激を与え悪化しやすい傾向もあります。
つまり、メカニズム自体は同じですが、対処法やケア方法については違いが生じるでしょう。
頭皮ニキビができやすい体質
頭皮ニキビに限らず、ニキビ全般は20代前後の男性に表れやすいです。
ニキビの原因は皮脂の分泌量が関係していますが、20代前後の男性は男性ホルモンにより、皮脂分泌量が多くなりやすい傾向にあります。
そのため、他と比べてニキビができやすい体質と言えます。
また、患部の炎症が長引いてしまいやすいケロイド体質の場合、ニキビができやすく跡も残りやすいとされています。
加えて、生活習慣に全く問題がなくても、遺伝としてニキビができやすい体質もあります。
このように、一般的な発症原因だけでなく、体質によって引き起こされている可能性もあるので、予め理解しておきましょう。
頭皮ニキビに似た症状
頭皮に吹き出物が出来た場合、全てが頭皮ニキビという訳ではありません。
症状を的確に理解することで適切な処置が行えますので、この項目では頭皮ニキビに似た症状をご紹介します。
脂漏性皮膚炎
脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)は、髪の生え際や眉、鼻の横など皮脂分泌が多い箇所に発症する炎症です。
明確な発症原因は不明ですが、真菌や皮脂分泌の異常、ストレスなどが要因として考えられているため、頭皮ニキビと通じる部分もあります。
一方で、脂漏性皮膚炎が頭皮に出来るとフケのようなものが見られるので、比較的見分けやすいでしょう。
毛包炎
毛包炎(もうほうえん)とは、髪の毛を包む毛包という部分が炎症を起こし、傷ついた部分から細菌が入り、ニキビのようなものが現れる症状が見られます。
毛包炎は、発生するメカニズムだけでなく症状や治療法もニキビと似ている特徴があります。
そのため、自己判断が難しい場合は皮膚科の診察を受けると良いでしょう。
接触皮膚炎
接触皮膚炎は、外的な要素による刺激が原因で引き起こされる炎症で、いわゆる皮膚かぶれと呼ばれる症状です。
皮膚全般に起こる炎症ですが、頭皮に現れる場合はシャンプーやトリートメント、ヘアアレンジに使う整髪料などが刺激となり、炎症が起こるケースがあります。
症状としてはかぶれなので、良く見れば頭皮ニキビとの違いを判別できるでしょう。
頭皮ニキビができる原因
頭皮ニキビができる原因は様々あり、生活スタイルなどによっても変化します。
この項目では、頭皮ニキビができる原因を以下の内容に沿って詳しく解説してきます。
ターンオーバーの乱れ
頭皮ニキビは、ターンオーバーが乱れることで発症することがあります。
ターンオーバーというのは、古い角質が剥がれ落ち新しい皮膚に生まれ変わるサイクルを指します。
正常にターンオーバーが行われると、およそ1ヵ月で新しい皮膚が形成されますが、このサイクルが乱れると、古い角質が残ったままになります。
すると、皮脂が貯まりやすくなり頭皮ニキビに繋がってしまいます。
ターンオーバーの乱れは生活習慣や、不規則な生活をしている方に起きやすいので、当てはまる場合は注意が必要でしょう。
皮脂の分泌量が多い
頭皮は毛穴が多いので、皮脂の量も基本的には多いです。
ですが、皮脂の分泌量が過剰になることで、頭皮のターンオーバーが乱れてしまい、頭皮ニキビに繋がることがあります。
皮脂の分泌量は体質による部分もありますが、洗浄力の強いシャンプーを使用している場合に過剰となりやすいです。
というのも、洗浄力が高いと必要な油分まで落としてしまい、頭皮のバリア機能が必要以上に皮脂を分泌してしまうからです。
そのため、頭皮環境を常に適切な状態に保つことが、頭皮ニキビにおいては重要と言えるでしょう。
栄養バランスが乱れている
頭皮ニキビは、栄養バランスが乱れることでも発生します。
栄養バランスが乱れると新陳代謝が悪くなり、皮脂が貯まりやすくなることで頭皮ニキビが発生してしまいます。
主に重要となる栄養素は以下の通りです。
- たんぱく質:皮膚の材料
- ビタミンC:コラーゲン生成
- ビタミンB2やB6:皮膚分泌コントロール
これらの栄養素を接種するよう意識して、普段の食生活で不足している場合は、改善が必要と言えます。
普段からコンビニ弁当やお菓子ばかり食べている場合、新陳代謝に必要な栄養素が不足している可能性が高いので、十分に注意しましょう。
枕やシャンプーなどの刺激
頭皮ニキビは、枕やシャンプーの刺激が原因になるケースもあります。
枕カバーをあまり洗濯していない場合、雑菌やダニなどが頭皮の刺激の元になり、頭皮ニキビの発症や悪化に繋がります。
毎日洗濯が難しい場合は、タオルを敷くなどして対策すると良いです。
また、洗浄力の高いシャンプーを使用している場合、頭皮への直接的な刺激だけでなく、頭皮に必要な油分まで洗い流してしまいます。
頭皮の油分が無くなるとバリア機能が過剰に反応し、不必要な皮脂が多くなってしまい、頭皮ニキビに繋がってしまいます。
シャンプーを変えてから頭皮ニキビが見られるようになった場合は、使用している薬剤に問題がある可能性が高いので注意しましょう。
睡眠不足や睡眠の質が悪い
頭皮ニキビは、睡眠不足や質が影響を及ぼしている可能性があります。
適切にターンオーバーを起こすためには、睡眠時に分泌される成長ホルモンが重要となります。
成長ホルモンの分泌量が少ないと、ターンオーバーが乱れてしまうため、頭皮ニキビが出やすいです。
一方で、睡眠時の成長ホルモンは22:00~深夜2:00までの間が最大分泌量となるため、この時間帯にすでに睡眠状態になっていないと、質の高い睡眠とは言えません。
当然、睡眠不足も成長ホルモンの分泌量が減るため、ターンオーバーに悪影響を与えます。
そのため、就寝前には睡眠を阻害するスマホなどのブルーライトは避けたり、習慣として睡眠サイクルを整えておくと良いでしょう。
過度なストレス
頭皮ニキビは、過度なストレスを抱え込むことでも発生します。
ストレスが溜まると活性酸素が体内で発生しますが、この活性酸素はターンオーバーに必要なコラーゲンを破壊してしまいます。
その結果、肌再生サイクルが乱れてしまい、頭皮ニキビに繋がります。
ストレスは人間に様々な影響を及ぼすため、自身でコントロールできる環境を整えて、適切に発散していくことが求められるでしょう。
頭皮ニキビのケア方法・対処法
頭皮ニキビは見えにくい場所に出来るため、知らない間に刺激を与えてしまい、悪化するケースもあります。
また、見えない場所だからといってケアや対処をせずに放置して、どんどん症状が悪化していくこともあります。
そのため、この項目では頭皮ニキビのケア方法や対処法をご紹介します。
生活習慣の改善
頭皮ニキビケアには、生活習慣の改善が効果的です。
改善するべき主な生活習慣は以下の通りです。
- 適切な睡眠の確保
- バランスの良い食時
- ストレス発散法の確立
上記は健康な生活をするという文脈で、幾度となく挙げられる項目ですが、王道ながらやはり効果は高いです。
睡眠についてはただ時間を増やすだけでなく、質が重要です。
就寝前にはスマホなどから発せられるブルーライトに気を付け、市民妨害されないよう気を付けると良いです。
また就寝2時間~3時間前に入浴し、成長ホルモンが最も分泌される22:00~翌2:00の間は、しっかりと睡眠を取れるよう配慮しましょう。
食事についてはビタミンとたんぱく質が多く取れる献立にし、栄養が偏らないよう気を付けると良いです。
過度なストレスは頭皮ニキビに繋がるので、生活習慣に運動を取り入れたり、没頭できる趣味などを見つけて、手軽に発散できる環境を整えましょう。
シャンプーの方法を改善
頭皮ニキビのケアとして、シャンプーの方法を改善すると効果的です。
シャンプーをする際気を付けるポイントは、油分の落とし過ぎと頭皮ニキビへの刺激です。
洗浄力の高いシャンプーを使用している場合は、頭皮の油分を根こそぎ落としてしまうケースがあります。
しかし、頭皮はある程度油分がある状態が正常で、過度に落としてしまうとバリア機能が過剰反応して、余計に油分が分泌されてしまいます。
そのため、シャンプーをそのまま頭皮に付けるのではなく、手のひらなどで泡立ててから、優しくマッサージするようにしましょう。
マッサージについては、指の腹を使い円を描くように優しく行うと良いです。
爪を立ててしまうと頭皮を気付付けるだけでなく、ニキビを潰してしまい悪化する可能性があるので、優しく指の腹を使ってシャンプーしましょう。
また、入浴後のドライヤーも入念に行うことで、雑菌の繁殖を防げるので、最後まで丁寧に仕上げるよう意識してください。
すでに正しくシャンプーを行っていれば良いですが、仮に毎日間違った方法を繰り返していたとすると、頭皮環境は悪化していく一方です。
そのため、正しいシャンプー方法を理解して、頭皮ニキビの悪化を防ぎましょう。
帽子をできるだけ被らない
帽子を被る習慣がある場合は、できるだけ被る日数や時間を減らすよう心がけると良いです。
頭皮は帽子を被らなくても髪の毛によって、常に通気性が良くない状態です。
その状態で帽子を被ってしまうと、さらに通気性を悪くしてしまい、菌の繁殖に繋がってしまいます。
また、帽子を長時間被ることで頭皮が蒸れてしまい、頭皮ニキビが痒くなりやすいです。
指で過度に触ると炎症がひどくなるだけでなく、触らないよう我慢することがストレスになり、さらに頭皮ニキビを悪化させてしまう可能性もあります。
そのため、頭皮ニキビが出ている場合は、できるかぎり帽子を被らないよう注意しましょう。
寝具を清潔にする
寝具の中でも、特に枕カバーは頭皮ニキビの原因となる可能性があります。
というのも、適度に枕カバーを洗濯していない場合、就寝時に大量の汗をかくことによって、雑菌が繁殖しやすい環境になっています。
雑菌が炎症を引き起こし頭皮ニキビが悪化してしまうケースもあるので、こまめに洗濯するよう心がけましょう。
一方で、中々枕カバーや寝具の洗濯が難しい場合は、寝具と身体の間にタオルを敷いて寝るのも良いでしょう。
頭皮ニキビの効果的な治療法
日頃行えるケア方法や市販の薬で治らない場合は、皮膚科に相談して処方箋をもらうと良いです。
この項目では、市販の薬で治らなかった場合に検討するべき、医療機関で受けられる効果的な治療法をご紹介します。
内服薬
頭皮ニキビが赤みがかっている場合や、膿が出てしまっている場合には、内服薬が効果的です。
内服薬は主に抗菌物質やビタミン剤、漢方薬などが挙げられます。
市販の内服薬でも良いですが、やはり医療機関で処方された薬の方が、効果は高い傾向にあります。
また、内服薬の場合は体内に直接取り込むため、市販の薬を購入する場合、間違ったものを服用してしまうリスクが自己責任となります。
場合によっては思わぬ副作用が出る可能性もあるため、内服薬を利用して効果的に治療したい方は、皮膚科に相談して診察を受け処方箋をもらうと良いでしょう。
外用薬
頭皮ニキビだけに対応する外用薬ではありませんが、効果的な治療法としてディフェリンゲルや過酸化ベンゾイルゲルが挙げられます。
これらはニキビ全般の原因である、毛穴の詰まりを解消してくれる外用薬です。
ニキビ全般に効果的な外用薬なので、どんな症状でも改善が期待できます。
また、再発リスクが気になる方の場合、予防としても活用できる点も特徴です。
他の治療法との併用でニキビ菌が強いケースにも対応できるため、外用薬で綺麗に治したい場合は、皮膚科の診察を受け、ディフェリンゲルなどの処方を相談すると良いでしょう。
頭皮ニキビの予防法
この項目では、頭皮ニキビの予防法を以下に沿ってご紹介します。
正しいシャンプー法で洗う
正しくシャンプーすることで、頭皮ニキビの予防ができます。
シャンプーの際、髪の毛を洗うことに意識があると、中々毛穴まで綺麗に洗浄できず、皮脂が溜まりニキビに繋がります。
そのため、シャンプーの際は髪の毛だけでなく、毛穴の汚れを絞りとるよう意識しながら、指の腹で易しくマッサージするように洗うと良いです。
爪を立てると頭皮が傷つき雑菌の繁殖に繋がるため、指の腹で易しく洗うことがポイントです。
また、常に頭皮環境を清潔に保つためには、シャンプーをするタイミングも重要です。
長時間帽子を被ったり、部活動で汗をかいたまま放置していると、菌が繁殖してニキビに繋がります。
そのため、汗をかいた後はできるだけ早く、適切にシャンプーをして頭皮環境を清潔に保ちましょう。
頭皮に合ったシャンプーを使用する
頭皮ニキビを予防するうえで重要になるのは、余分な皮脂と細菌を落とし、常に清潔に保つこととなります。
一方で、洗浄力が弱いシャンプーを使用していると、余分な皮脂や細菌を適切に洗い流せないこともあります。
なので、ある程度洗浄力が高いシャンプーが必要となります。
主なシャンプーの種類と特徴は以下の通りです。
- アミノ酸系:線助力は抑えめで、頭皮への素劇が少ない
- アルコール系:洗浄力が高く、泡立ちが良い
- 石けん系:洗浄力が高い
体質として皮脂が多い場合は、アルコール系や石けん系が適切です。
ですが、これらは洗浄力がある分、髪や頭皮への刺激が気になる方もいるため、トリートメントとの相性も考慮して選定する必要があるでしょう。
一方で、アミノ酸系は洗浄力が抑えめで頭皮への刺激も少ないため、比較的皮脂の分泌が少ない方に向いています。
一概にどのシャンプーが良いとは言えませんが、自身の体質と照らし合わせながら、適切なタイプを選びましょう。
整髪料の使用頻度を抑える
ヘアスタイルをキープするため、整髪料を多量に使用すると頭皮への刺激になり、頭皮ニキビに繋がる可能性があります。
そのため、理想としては整髪料を使わずに成立するヘアスタイルに変更するなどが効果的です。
一方で、中々整髪料の使用を抑えられない場合は、しっかりと洗い流すことが重要となります。
整髪料の中には中々落ちにくいタイプもあり、十分に洗浄したつもりでも、頭皮に残りどんどん蓄積していくケースもあります。
なので、整髪料を使用した場合は、入念にすすぎを行い、頭皮環境を整えるように意識すると頭皮ニキビの予防になるでしょう。
生活習慣の見直し
頭皮ニキビ予防には、生活習慣の見直しが効果的です。
特に質の高い睡眠やビタミンB群を意識した食事、ストレス発散は重要なポイントです。
睡眠については頭皮のターンオーバーを正常に保つため、成長ホルモンが最も多く分泌される、22:00~翌2:00の間に就寝していることが大事です。
食事についてはほうれん草や豚肉、まぐろなどがビタミンB群が豊富なので、積極的に接種しておくと頭皮環境が健康に保ちやすいです。
また、頭皮ニキビはストレスが原因となるケースもあるため、適度な運動やリフレッシュできる趣味を見つけておくことも、予防の面では重要でしょう。
頭皮ニキビが出来た際の注意点
頭皮ニキビはあまり目に付かない場所にできるため、無意識のうちに症状を悪化させてしまっているケースも多いです。
そのため、この項目では頭皮ニキビに対してやってはいけないことをご紹介します。
頭皮ニキビを潰してはいけない
頭皮ニキビに限った話ではありませんが、ニキビができると無意識に触ってしまい、気になるが故に潰してしまいたい気持ちになってしまいます。
また、おでこや頬などに出来たニキビは潰した後が気になりますが、頭皮ニキビの場合は目立たないこともあり、余計に潰してしまう方が多いです。
ですが、ニキビを潰してしまうと皮膚の中に内容物が入り込んでしまい、膿の原因になったり炎症がひどくなるケースがあります。
膿や炎症がひどくなると当然完治まで時間がかかってしまい、治療期間が長引くことでストレスにもなってしまいます。
そのため、頭皮ニキビが出来た場合はできるだけ触らず、潰さないよう注意しましょう。
必要以上にシャンプーをしない
頭皮ニキビの予防や改善方法として、頭皮環境を整えるために1日何回もシャンプーをする方がいます。
ですが、過度にシャンプーをしてしまうと、本来頭皮に必要な油分まで全て無くなってしまいます。
また、油分が枯渇することで頭皮のバリア機能が過度に反応して、余計に油分が分泌されてしまい、頭皮ニキビが広がる可能性もあります。
シャンプーの薬剤や爪などの刺激から、炎症がひどくなる可能性もあるため、過度なシャンプーは控えて、1日1回に抑えましょう。
長時間の帽子着用を避ける
普段から帽子を被る習慣がある方は、長時間被り続けないよう注意しましょう。
頭皮は帽子を被っていない状態でも通気性が悪く、蒸れやすい部位です。
それに加えて帽子を長時間被ると、さらに通気性が悪くなってしまい、頭皮ニキビ周辺が痒くなったり、刺激により炎症がひどくなり悪化する可能性があります。
また、帽子は汗をかきやすくそのまま放置していると、雑菌が繁殖してしまい、頭皮ニキビが悪化していく恐れがあります。
そのため、帽子は被っても良いですが、長時間にならないよう注意する必要があるでしょう。
頭皮ニキビを正しく理解して適切な対策や治療を受けよう!
頭皮ニキビは、自分では気付きにくい場所で発症するため、無意識の内に刺激を与えて悪化させてしまうケースが多いです。
また、発症が気付かずに洗浄力が不適切なシャンプーを使用したり、整髪料を多量に使うことで、症状が悪化して完治までに時間がかかることもあります。
自己判断でケアすることも可能ですが、できるだけ早く綺麗に治すためには、やはり皮膚科での診療がおすすめです。
医療機関で処方される薬は、市販のものよりも効果が高いです。
なので、頭皮ニキビを見つけた場合は、速やかに医療機関に相談すると良いでしょう。