- コラム
ふけ・頭のかゆみの症状・原因
目次
ふけとは
人間の皮膚は、約6週間のサイクルで生まれ変わるターンオーバー(新陳代謝)という機能が備わっており、それは頭皮も同じです。
ターンオーバーのときに古くなった頭皮の角質が皮膚の奥から押し出され、剥がれ落ちたものがふけなのです。
通常のターンオーバーで発生するふけは垢のように小さく、通常は洗髪で取り除かれるため、目立つことはありません。
頭皮が乾燥して発生するフケは白く、皮脂が多く出て脂肪分が多いフケは黄色になります。
ふけには種類がある
ふけは、大きく分けて2種類に分けられます。
■乾性ふけ(カサカサタイプ)
過度な洗髪や空気の乾燥などで皮脂が必要以上に落とされることが原因です。
潤いがなく乾燥した頭皮は免疫力が低下し、ターンオーバーのリズムが早まって未熟な角質細胞まで剥がれ落ちるようになります。
乾燥肌の人は頭皮も比較的乾燥しやすく、乾性ふけになりやすいと言われています。
■脂性ふけ(ベトベトタイプ)
洗髪不足や皮脂をとりすぎることにより、皮脂が過剰に分泌された場合は、皮脂を栄養とする菌や細菌が必要以上に増殖します。
これによって頭皮が刺激を受け、ターンオーバーが乱れて大量のふけが発生します。取り切れていない皮脂は酸化が進み、ほこりや汚れを吸着し、古い角質とまざりあってベトベトした脂性ふけとなります。
脂性肌タイプの人は、頭皮に皮脂や汗が人より多く発生するため、脂性ふけになりやすいと言えます。
ふけの原因とは
ふけの原因は、下記が考えられます。
・シャンプーのし過ぎ
・睡眠不足
・ストレス過多
・不摂生な食事
・間違った洗髪方法
ふけの対策とは
ふけや頭のかゆみを放置すると頭皮に炎症が起きてしまったり、薄毛や脱毛の要因となる可能性があります。
頭皮環境を整えるケアで、対策していきましょう。
■頭皮にあったシャンプーを使いましょう
■頭皮マッサージ
■バランスの取れた栄養を摂取
■十分な睡眠をとる
■頭皮にあったシャンプーを使いましょう
フケ・かゆみなど頭皮トラブルを防ぐには、頭皮に余分な負担をかけすぎずバリア機能を守りながら洗うアミノ酸系成分配合のシャンプーがおすすめです。
また、頭皮も肌の一部なので、弱酸性のタイプを使用することで、肌本来のpHを保ちます。
■頭皮マッサージ
ほどよく頭皮の血行を促進し、頭皮環境を整えるためには、洗髪の前または就寝前に頭皮マッサージをするのもおすすめです。
頭皮が乾燥しがちな人は、頭皮用ローションをつけてからマッサージするとより効果的です。
■バランスの取れた栄養を摂取
健やかな頭皮を育むためにも、肌トラブルを避けるためにも、栄養バランスのとれた食事を1日3食規則正しくとることが大切です。
あわせて、脂肪や炭水化物、アルコールの摂取は控えめにしましょう。
■十分な睡眠をとる
髪や肌の成長に必要なホルモンは、入眠後〜3時間の間にもっとも多く分泌されます。
この時間の睡眠の質が髪の健康を大きく左右します。
成長ホルモンの分泌量は、入眠後3時間がピークとなり、その後数時間かけて全身をめぐるのです。
また、夜更かしで生活リズムが崩れると、成長ホルモンの分泌量に良くない影響を与えます。
る程度決まった時間帯に就寝する習慣を形成しましょう。
~質の良い睡眠をとるために就寝前に気を付けるポイント~
・就寝3時間前に食事を終わらせる
・就寝1~2時間前にお風呂に入る
・就寝前1時間はスマホやパソコンを見ない
・寝る前のストレッチや軽い運動もおすすめ
・なるべく部屋は暗くする
・体を温める飲み物を摂取する